PSO BB

ファンタシースターオンラインが蘇った!
というか、まあ知っている人は知っているだろうがブルーバーストというサブタイトルが付いて、従来のNGCや凶でリリースされていたエピソード1,2がWin版(プラスちょっとした要素)に移植されたわけだ。DCという母胎を持ったPSOは、いわば国産のメジャーとなった初のオンラインゲームではなかっただろうか。そのあたりのいきさつは今更な感じがするので割愛するが、少なくとも個人的にはまった最大のゲームであり、半分廃人になりかけていた。
なんだろうね、その後いくつかネトゲーをたしなんだものの、あの異常な高揚感を与えてくれるゲームというのはその後見つからなかった。1年にわたり毎夜11時になるとドリームキャストを立ち上げ、ラグオル(>sanjuroさんて、あのsanjuro???ご指摘ありがとう、今の今までしらんかったw)の地表に降り立つ。2時頃に寝ます〜と言って落ちるメンバーに、はええよなあ、などと言っていた毎日。あのころ私はちゃんと仕事をしていたかどうか、記憶は定かではない。
他のネトゲーとPSO、何が違うのか。
まず個人的なポイントとしては「未来的なSF」設定だったこと。剣と魔法はいまいち好きになれない。但しこれは一般的な意見ではないだろう。DQが大ヒットするんだから。
もう一つ、RPGと言うよりはアクションゲームだったこと。はっきり言ってアクションは好きではない。しかしネットワークゲームという枠の中でコミュニケーションをはかり、友達ができるのが第一段階。すると今度は「うまくなりたい」と考える。もちろんコマンド式のバトルでもタイミングやらアイテムの使い方やらいろいろあるんだろうが、PSOのアクション要素は本能的にうまくなりたい、と思わせるものがあった。さすがソニックをつくっている人たちだけに、その辺の塩加減がうまかったんだろう。
今年に入ってカプコンからモンスターハンターというPS2ソフトがでて、やってみたが、これもおそらくPSOの亜種、と言うかそういう噂を聞いて買ってみたんだが、改めてやってみるとアクション要素はPSOにはかなわわない、と言うのが私の感想だった。
アクションゲームであると言うことに関連するかもしれないが、PSOが一人称視点(厳密に言えば自分のキャラが見えるから一人称ではないが)というのも、私のつぼをついた。これは「なりきり度」に大きく影響する。クォータービューでは、キャラになりきれない。実際、完璧にはまりこんでいたとき、私はモニターの中で躍動する若き肉体を(ロボットの時もあったが)、完全に自らのもの、そして肩を並べて細い坑道に突撃する仲間のものとして認識していた。このなりきり度はとっても大きなポイントだと思う。だからこそ対して広くないマップを何度も、何度でも往復していたに違いない。
ちなみに凶版のPSOも、βテストの時だけ真剣にやっていた。でも結局、友達できなくて(><)やめた。DCの時の仲間がいないと、やる気にならなかった。やはりプラットフォームの壁はでかい。NGCやってる奴もいたが、全員はそろわない。そういう意味ではPSOはDC末期にひっそりと登場した未来型ネトゲーであったということは、確かなのだろう。惜しいプラットフォームを無くしてしまった・・・というか、ネット接続前提のコンシューマーゲーム機なんてコンセプトが、数年早すぎたのだろう。スペック的にはブロバンアダプタ標準装備ならいまでも充分使えるのにね。まあディスク容量の問題はあるかもしれんが。
つうことで、PSOを再開した。3年ぶりくらいだろうか?その後も一部のPSO仲間とはリアルでの友人としても親交が続いている。不思議なことだ。ネットを通じて知り合い、たまにあったりするくらいの距離が、友人として丁度良い距離なのかもしれない。
最近リアルでの友人を無くしまくっている自分としては、複雑な心境だ。